【厚生労働省調査】退職理由ラインキングでは、「仕事の内容に興味がもてない」という理由で退職した人が7番目に多い結果となっています。
仕事内容に興味が持てない場合の原因と対処法についてみていきましょう。
目次
仕事の内容に興味が持てない原因
仕事内容に興味が持てない原因は主に次の3つ。
- 目標がないから
- 自分がやりたい仕事ではないから
- 人間関係が良くないから
原因①目標がない
目標がある場合とない場合ではモチベーションがまったく違ってきます。
目標がないまま、ただ漫然と働いていると、ちょっとした仕事のストレスも苦痛に感じたり、それほどストレスがない場合でも、1日の大半の時間を興味のないことに費やしているということに虚無感を覚えたりします。
原因②自分がやりたい仕事ではない
やりたくないことをやっていると、会社にやらされているという感覚になります。
人は、やらされることには拒否反応を起こすようにできています。
誰だって世界で一番大切なのは自分です。
だから、自分がやりたいようにやりたい、と考えています。
しかし、会社に勤め、お金を稼がないと生きていけません。
だから、そんな本音を押し殺して、がまんして働いています。
その苦労に対する対価をもらえれば、まだ納得できますが、やりたくないことをやらされて、おまけに給料も低いとなるとますますモチベーションは下がる一方です。
人間関係が良くないから
会社辞めたい理由3位「職場の人間関係が好ましくない」原因と対処法で紹介しましたが、アメリカの世論調査で有名なギャラップ社によると「職場に最高の友人がいる場合、仕事のモチベーションが700パーセントUPする」そうです。
社内に気の合う人がいるかいないかは、仕事に対するモチベーションを大きくかえてしまいます。
仕事の内容に興味が持てない場合の対処法
仕事内容に興味が持てない場合の対処法は次の3つ。
- 目標を設定する
- 自分がやりたい仕事を探す
- 人間関係改善を試みる
対処法①目標を設定する
目標は、会社内でのものでもいいですが、プライベートでお金をためて旅行に行くなど、簡単なものでもかまいません。
目標設定すると生活にメリハリがでてきます。
対処法②自分のやりたい仕事を探す
誰もが入社したときから「仕事に興味ない」という人は、いません。
入社したときは「よし、この会社で活躍するぞ!」といき込んでいたはずです。
しかし、いざ働いてみると自分が思っていた仕事内容と違い、モチベーションが下がっています。
そんな方は、自分が本当にやりたいことは何なのか?を自己分析してみてください。
何となく大学にいって、何となく就職したという人も多いと思いますが、「仕事に興味ない」と感じたということは、ある意味でチャンスです。
なぜなら、興味ないことがわかったことで、本当に自分が興味あることが少し見えてくるからです。
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対処法③人間関係改善を試みる
上記で説明したとおり、人間関係を改善すると仕事のモチベーションがかわってきます。
人間関係についての長い研究と多くの事例が書かれた刊行から80年、累計3000万部超の世界的大ベストセラーでデール・カーネギーの『人を動かす』は、人間関係改善するためのヒントが書かれています。
簡単に紹介すると次の通りです。
人に好かれる6つの方法
- 人に関心を持つ
- 笑顔を作る(無理やりでも)
- 相手の名前を覚える
- 聞き上手に徹する
- 相手の関心ごとを知る
- 心から相手をほめる
相手を自分の考えに同調させる12の方法
- 相手と議論をしない
- 相手の誤りは指摘しない
- 自分の誤りは素直に認める
- 自分に同意することを相手に強要できないことを知る
- 同意を得るには相手が「イエス」と言う質問だけにする
- 相手に思いっきり話させる(言いたいことがあるうちは話をきかないので)
- 自分は提案まで、結論は相手に出させる
- 相手の言動の真意を探る
- 共感は相手の悪い感情を中和する
- 相手の人としての崇高な使命感に訴える
- 事実だけを伝えず、心を揺さぶる演出も必要
- 相手の競争心を刺激する
そのほかにも使えるテクニックが、実例とともにわかりやすく解説しているのでとても参考になります。
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会社辞めたい理由3位「職場の人間関係が好ましくない」原因と対処法
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