
検索意図の調べ方はわかったけど、どういう風に自分のブログの記事制作に活用すればいいかわかりません。。
こんな質問にお答えします。
この記事の内容は次のとおり。
・キーワードの「検索意図」を分類する重要性
・キーワードの「検索意図」の種類
・キーワードの「検索意図」の分類方法
こんにちは、ブログ運営歴3年のJunです。
キーワードの検索意図を把握することは、ブログを書く時に超重要ですが、サジェストキーワードを洗いだしたものの、どのように活用したらいいかわからない方も多いと思います。
今回は、キーワードの検索意図、そもそもどういう種類があるか?どのように分類すればいいか?
それぞれ説明し、調べた検索意図の活用法について解説していきます。
「検索意図って何?」「検索意図の調べ方を知りたい」という方はこちらの記事をご参考ください。
-
-
ブログ書くなら「キーワードの検索意図」は超大事!その理由と手っ取り早く調べるツールのご紹介
続きを見る
目次
キーワードの「検索意図」を分類分けする重要性
そもそも、なぜキーワードの「検索意図」を分類する必要があるのか?
ここでは、分類する重要性について解説します。
キーワードの検索意図を分類する重要性についてポイントは2つです。
- 記事の重複を避けるため
- キーワードを選定するため
1つずつ説明します。
ポイント①:記事の重複を避けるため
そもそも、ブログ記事を書くには、「キーワードの検索意図にそって書いていく」ということが大前提です。
「キーワードの検索意図」を調べるツールのご紹介でも説明しましたが、「育児」というキーワードのサジェストキーワードは全部で「855」ありました。
ということは、一見すると「育児」というキーワードには「855」の検索意図が含まれているので、検索意図にそって記事を書くには、855の内容(記事)になると考えることができます。
しかし、中には検索意図が同じキーワードも含まれていますので、検索意図の数も「855」かというとそうではありません。
たとえば、「育児休業給付金」についての「期限」を調べたい場合の検索キーワードは、「育児休業給付金 期限」だけでなく、「育児休業給付金 いつ」、「育児休業給付金 いつまで」といった同じ意味を持つ別の言葉でも検索され、同じ「期限」を調べるにもユーザーの入力する文字は違います。
「855」件の中にはこれらの重複もあるので、同じ意味のサジェストキーワードをカテゴライズしていく必要があります。
重複した内容の記事が複数あると、Googleからはコピーコンテンツとみなされ、検索エンジンで上位表示されなくなってしまいます。
だから、検索意図をカテゴライズ・分類することは重要なのです。
ポイント②:キーワード選定に必要なため
キーワードの検索意図を分類する1番の目的は「キーワード選定に必要なため」です。
キーワードを選定することは、1つの記事のテーマ・内容を決めることと同じです。
たとえば、「育児が大変でノイローゼになりそうな親の心をラクにする」ようなテーマで1つの記事を書くとします。
この記事が実際に閲覧されるのは、Googleやyahooなどの検索エンジンでユーザーが「育児 ノイローゼ」などで調べた結果、検索結果に表示されることで初めてクリックされて閲覧されます。
つまり、記事が閲覧される最初のとっかかりは、検索エンジンで何かしらのキーワードが入力されることです。
だから、記事を書くときは、「これから書く記事のテーマは、どういった検索キーワード検索されるか?」を事前に明確にする必要があるのです。
その際に必要なのがキーワード選定です。
そして、キーワード選定する前にキーワードを検索意図別に分類する必要があります。
「育児」というテーマでブログを書いている人であれば、「育児」というキーワードには複数の検索意図があり、そのユーザーの検索意図を満たす情報を提供するために1つ1つ記事を書くことになります。
キーワードの検索意図を分類し、キーワードを選定し、記事を書く。
つまり、キーワードの検索意図を分類することは、ブログで記事を書く作業の最初のとっかかりになるから重要なのです。
キーワードの「検索意図」の種類
では、キーワードの検索意図を分類はどのようにしていけばいいでしょうか?
それらの分類方法を見る前に、キーワードの種類についてのGoogleの考え方が非常に参考になりますので、みてみましょう。
Googleは検索意図について大きく4つに分けることができるといっています。
Googleの公式資料の「すべてのマーケティング担当者が知っておくべき4つの新しい瞬間」によると、
消費者が検索したいと思う瞬間について、「知りたい」、「行きたい」、「やりたい」、「買いたい」の4つがある。
つまり、検索意図の種類は大きくこの4つにわけることができます。
検索意図①:「知りたい」
検索意図として「知りたい」に該当するキーワードは、Knowクエリともいいます。
「〇〇とは」、「ニキビ 原因」といった情報収集目的のキーワードになります。
検索意図②:「行きたい」
検索意図として「行きたい」に該当するキーワードはGoクエリともいいます。
「神戸 ランチ」、「子ども 遊び場」、店舗名、といった行く場所の情報収集目的のキーワードになります。
検索意図③:「やりたい」
検索意図として「やりたい」に該当するキーワードはDoクエリともいいます。
「ブログ コツ」、「手軽 料理」といったやり方や方法など実際に行動を起こすために必要な情報収集目的のキーワードになります。
検索意図④:「買いたい」
検索意図として「知りたい」に該当するキーワードはBuyクエリともいいます。
「肥満 サプリ」、「クリスマス プレゼント 子ども」といった購入する商品やサービスの情報収集目的のキーワードになります。
これら4つの検索意図は、いわば書く記事の大きな方向性を決めるものです。
記事を書くということは、ブログを通して読者のニーズを満たす行為ですが、書き手の思惑としては「読者に何かしらの行動をおこさせる」ことが書く目的です。
だから、記事の目的がただの情報提供なのか、どこかに行かせる目的なのか、何かをさせる目的なのか、商品を購入させる目的なのか、によって選ぶ記事のテーマやキーワードもかわってくるということです。
キーワードの「検索意図」の分類方法
さて、それではキーワードの検索意図の分類方法についてみていきましょう。
続いて、「育児」を例にして説明します。
関連するサジェストキーワードが「885」件あります。
(サジェストキーワードの調べ方はこちらをご参照ください。)
キーワードの検索意図を分類する方法としては大きく2つあります。
ポイント
キーワードの検索意図を分類する方法
- ①キーワードマップツールを使う
- ②手作業で分類する
①キーワードマップツールを使う
keysearch Beta(無料)といったキーワードをマップ化してくれるツールを使えば下記のように簡単にまとめることができます。
そして、このマップを見ながら記事を書いていきます。
たとえば、「育児 ノイローゼ」のところを見ると、「になった話」「診断」「薬」「病院」「離婚」「夫」「相談」「妻」「ブログ」とあります。
これは、「育児 ノイローゼ」というキーワードの中に、これだけの検索意図がさらに詳細にわかれるということを意味しています。
「育児 ノイローゼ」になったのが「夫」なのか「妻」なのか、「相談」したいのか、「病院」で「診断」したいのか、手っ取り早く「薬」がほしいのか、同じ悩みをかかえている人の「ブログ」をみて参考にしたいのか、などいろんな検索意図が含まれています。
この中から、記事のテーマを「薬」にしぼるなら、「育児ノイローゼが緩和するオススメの薬」というテーマで1つの記事を作成することができます。
さらに、記事を書くにはできるだけ検索意図を網羅した方が、より多くのユーザーが閲覧してくれる記事にすることができます。
だから、たとえば、「育児ノイローゼになったまずすること」と題して、「妻の場合の対処法」「夫の場合の対処法」「病院で相談することがおすすめ」「参考ブログはこちら」といったように、いくつかのトピックを見出しにわけて記事を書くと、網羅的な内容になってきます。
しかし、このようなキーワードマップツールを使う場合の欠点として、抜け漏れがあります。
「育児」の例でいうと全部で「855」のサジェストワードがあったにもかかわらず、上記のようなツールの場合、「100」にも満たない数におさまっています。
それから、キーワードには検索ボリュームの違いがありますが、それが表示されいません。
検索ボリュームは、多ければ多いほど、検索しているユーザーが多いということなので、検索エンジンで上位表示されると書いた記事が閲覧される数も多くなる重要な要素です。
キーワードマップツールは、手軽にキーワードの検索意図を分類できる一方で、このようなデメリットがあります。
では、そのデメリットをどのように補えばいいでしょうか?
それは次のやり方になります。
②手作業で分類する
本気でブログを攻略するなら、手作業以外にありません。
というのもやはり、ツールで機械的にすると抜け漏れがあるからです。
手作業でするやり方としては、さきほどの「育児」で調べた結果「855」あったものをエクセルなどに一旦コピーして、重複や同じ意味合いのものをグループにまとめていきます。
そのときにマインドマップのツールを使うのがブロガーの中では主流です。
下記のように有名ブロガーさんも、結構手作業で苦労しながらマインドマップを作っています。
まじキーワード整理飽きてきた。整理し終わったら販売しようかなと思ったりしています笑。 pic.twitter.com/1yuubwbrkr
— マナブ@バンコク (@manabubannai) September 28, 2017
組織としてSEOメディアを立ち上げる際には、ウチの場合はマインドマップをまず作ります。
これで各階層ごとのグループ分けが明確になり、記事作成の優先順位が決まってきます。 pic.twitter.com/2svVTscwpU— 「天パのカリスマ」高松悠/YOU TOKYOの代表 (@tenpa_saikou) December 3, 2018
無料で使えるマインドマップツールとして、「XMind」が有名です。データをエクスポートしたりするのは有料プランのようですが、マップにするだけであれば無料で使えます。
あとはスマホのアプリなんかでもたくさんでてきますので、確認してみてください。
実は、僕はマインドマップを使いません。
マインドマップを紹介したのは、あくまでもブロガー界隈でよく使われているからですが、実は、僕はマインドマップを使わずスプレッドシートで管理しています。
その方が自分にはやりやすいからです。
最後に
今回は、次の3つのトピックをお話しました。
- キーワードの「検索意図」を分類する重要性
- キーワードの「検索意図」の種類
- キーワードの「検索意図」の分類方法
ブログで記事を書くにあたって、キーワードの検索意図を調べて分類することで、どういった記事をかけばいいかキーワード選定もしやすくなるし、なにより検索意図を網羅した記事をかけるようになり、読者の満足度もあがり、Google検索エンジンからのサイト評価もあがります。
キーワードを分類するために、本格的にするには、ベテランの方も手作業でマインドマップを使っているのですが、初心者の方はご紹介した無料ツールを使いながら始めるのがやりやすいと思います。
今回は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは~